その中でも、このビデオ・アーカイブ・プロジェクトは、多額の費用と時間をかけ、英国のスタジオにて現存する1800本、2900時間分の講話のオリジナルマスターを放送局クラスのテープへとダビングすると同時に、画質・音質双方のデジタル処理によるノイズ除去・色補正など、今までにない高い映像品質を達成した、和尚コミューン主催の3年弱に渡る長期プロジェクトでした。
注目すべき点として、上記のダビング作業と並行し、プロジェクト参加者に対してS-VHSテープのマスターテープを制作し、供給するシステムがあります。つまり、直接オリジナルからダビングされた高品質なテープを入手することになるわけです。
世界6ヶ国、7つのセンターがこのプロジェクトに参加し、アジア地域では和尚サクシン瞑想センターがその供給先となっています。このプロジェクトは無事完了しており、現在は完全空調の貯蔵環境のもとに保存された、サブマスターテープより複製したVHSテープを、希望者に1本3200円(税別)から本数割引も行ないつつ、好評販売中です。
また、このアーカイブ・マスターテープより、各センターより要望があればサブマスターをダビングする事もできます。インド・プーナの和尚コミューンに行かなければ手に入らなかったマスターテープを、きわめて容易に入手できるようになったわけです。
過去において、瞑想における自己知を他人に伝えようとしてきた、多くの覚者達が存在してきました。彼らの現存において、その言葉は生命を持ち、その意味を伝える器として用いられます。しかし、ひとたび彼らが肉体を離れ、後に残された言葉が解釈され、解説されるようになると、それは教典、聖典、難解な研究対象と化し、その生命は失われていきます。
和尚は自分の言葉を、手に入る最良の形で私たちの手に残しました。もし、誰かが和尚の言葉に耳を傾けたいならば、誰の解説も、説明もなく、直接聴くことができるのです。この意味において、このビデオというメディアは大きな役割を持っています。
会話の「間」や「表情」「身ぶり」といった非直接的な会話の部分は、私達日本人がコミュニケーションにおいて重視してきた、大切な部分でもあります。過去の覚者達の場合がそうであったように、教典や翻訳書といった手段では伝えられなかったこれらの「芳香」を、現代における私達は感じることができるのです。
このプロジェクトに関心のある方は、
和尚サクシン瞑想センターまでコンタクトして下さい。
Email Address : osho@sakshin.com
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